日本からフィンランドへ飛行機輪行した
初の飛行機輪行。海外ツーリングへの一歩。
2022年8月下旬、留学のためフィンランドへ飛び立ちました。その際に考えた。
自転車、どうする?
無論、持っていく。でもどうやって?ネットで調べてもよく分からず手探りな飛行機輪行の始まり。
事前準備
今回は普段使っている輪行袋を使用しての運搬を試みました。主な行程としては
①タイヤの空気を抜く&デリケートなパーツの取外し
②梱包
③輪行袋にしまう
まず取り外せるパーツは取り外すこと。リアディレイラーは最優先でしょう。取り外して梱包した後フレームにでも括り付けておきましょう。次にペダル。これも地味に出っ張っているので不用意な破損は防げるかと。
そしてなんといっても飛行機輪行の際の最も大きな懸念点、自転車の破損。念入りに梱包します。使用したのは新聞紙とプチプチ。出っ張っている箇所は全て梱包します。
ハンドルバーやフォーク、後部のフレームも梱包材で保護します。ホイールについているディスクローター、スプロケット、及びスポークも梱包しました。念には念。
輪行袋にはついでに自転車用品も入れておきました。パッキング系の鞄など。これでも20kgもいかなかったので通常の預け荷物として預けられました。
伊丹→羽田
今回は伊丹空港から羽田空港へ移動した後に羽田空港から成田空港まで移動、成田空港からヘルシンキに向けて飛び立ちました。かなり忙しい行程です。
まずは伊丹空港でチェックイン。係員の人が重量を計測してくれます。取扱注意のラベルを張ってもらい、上の面を指定します。その後に保安検査の人?がやってきていくつか質問をされます。
「このようなものは荷物に入っていませんか?」
・チェーンオイルの類
・パンク修理用のボンベなど
「タイヤの空気は抜かれてますか?」
抜いてる。パーフェクト。僕の自転車くんはスーツケースと共に流れていきました。
羽田→成田
荷物受け取りのレーンでもたついた後に羽田から成田の移動。今回は空港間のリムジンバスを利用しました。事前に自転車を運べるか問い合わせた際の返答がこちら。
「お知らせいただきました自転車輸送に関してですが、輪行ケースに入れた状態にしていただければ弊社車両ではお預かりすることが可能ですが、バスの車種により荷物室の高さが異なるため、縦に積載できない場合は横に寝かしてのお預かりとなることもございます。
また、荷物室が満載の場合は自便以降のご案内をお願いすることがございますので、あらかじめご了承くださいませ。
なお運搬中の揺れなどによる破損や故障につきましては免責となりますのでご理解くださいませ。」
十分ですとも。運んでくれれば。
という訳で問題なく運んでいただきました。
成田→ヘルシンキ
一番の関門。航空会社はフィンエアー。海外の会社なので荷物の扱いが不安。事前に電話で問い合わせたが、ちょうど日本語受付は休業日。仕方なく英語で問い合わせたところ、「まあ基本イケるよ(意訳)」とのこと。不安しかない。
とにかくチェックインカウンターへ。すると問い合わせをするので時間をいただく、とのこと。時間を置いて再びカウンターへ。言われたこととしては
・大型手荷物として持ち込むため追加100ユーロ必要
・取扱注意などの対応はできない
・本来はハードケースに入れるのが好ましい
・輸送中の破損に関しては免責
なるほど。でも特に問題はなく運んでくれそうです。その後、大型手荷物の検査場に案内されました。検査を通ったのであとは通常と同じく渡航です。
到着後
ヘルシンキはヴァンター国際空港に到着。預け荷物受け取りカウンターで自転車が流れてくるのを待つ。
なんかすごい開いてて怖かったですが、特に荷物の取りこぼしはなさそう。自転車とスーツケースを同時には運べないので、空港内の荷物預かりサービスを利用することにしました。インフォメーションに行って事前に調べていた店を見せると
"It's gone."
潰れてた。困り果てましたが冷静になって荷物が預けられる場所がないかを聞くとすぐ背後にありました。
もろBAG STORAGEって書いてた。
優しいお兄さんが対応してくれました。14ユーロで24時間預かってくれるとのこと。3時間ならもっと安く、また、最大で72時間まで預かってもらうことも可能なよう。
一度住居に関する用事を済ました後に空港に戻り、荷物を受け取りました。
結果的に目立った物損はなさそうでした。梱包のおかげか。
この後自転車で移動を試みたものの空港から出られず、結局電車で輪行しましたとさ。
まとめ
・梱包はしっかりすること
・航空会社へ事前に確認すること
・キーワードは「免責」
というわけで国際線での輪行エピソードでした。何かの助けになれば幸いです。