フィンランドで初のテント泊ライドをした。
10月8日 いろいろ上手くいかないことが多く、自然に逃げようと思い立つ。
10月9日 出発。
今回はテント泊を行うのが目的。フィンランドはヴァンターという地域にある国立公園を訪ねた。
テントが張れそうな場所を探すため、公園のマップを見ながらテントサイトを目指した。ぼっちのハイキングの始まり。これが虚無。自転車に比べて景色が変わらないハイキングは誰かと話しながらじゃないと気持ちが持たない。
元の場所に帰ってサウナの申し込みをした。実はフィンランド2か月目にして初めてのサウナ。右も左も分からないまま入る。
サウナには電気式サウナとスモークサウナの二種類があり、今回は両方入れるプラン。まずは電気式から。入った瞬間は熱かったものの、すぐ適温に感じた。
もしかしてこっちのサウナ、温度下がりやすい?
下がった温度を上げるためか、ストーブ横の人は頻繁に水をかける。(ロウリュウ)
その後隣の湖に入る。恐る恐るハシゴを降りると...
「浅っ」
湖は想像以上に浅かった。深い場所を求めて少し遠くへ。久々に平泳ぎなんかした。
スモークサウナは別の建物にあった。中にはたくさんの人。ワイワイしていた。出た後に気づいたけど、自分の身体からBBQの後みたいな匂いがする。
身体が温まるには想像以上の時間を要した。外は寒いし湖は冷たいし。ただ湖に入っていると身体の芯からポカポカと...しない。結局4ループくらいした。
水着をサドルバッグに括り付け、少し離れたテントサイトを自転車で目指す。ちょっと進めば道は完全にグラベル。フィンランドの森走るのも慣れてきた。
そして到着。来る途中買ったシナモンロール。
ここでテントを張っていいのかキョロキョロしながら午後6時、テント設営を開始。フィンランドに来る前に注文したテントのため、使用は初。かなり時間をかけて何とか設営。
今回使用したテントはこちら。ペグ打ちの必要はあるもののコンパクトで良いと思います。
7時にもなると、周りのキャンパーは撤収していました。そりゃそうだ寒いもん。まだ10月ながら、日本の12月上旬くらいの寒さはあったんじゃないかな。
テントに籠って夜を明かす。幾度とない中途覚醒と共に。これぞ野宿。
…
午前2時。尿意とともに目覚めた。テントの外を見ると明るい。街灯ないよな...?
月だった。
人生で一番明るい月だったように思える。月明かりで星が見えないことなんてあるのか。
夜明けと共に目覚めた。再び山道を通って家路についた。