にっしゃりん

自転車でどこまでも

Canyonエアロードバイクに試乗してきた

5/22 京都に赴いてCanyonの試乗会に参加してきた感想。

普段乗っている自転車はクロモリのグラベルロードを改造して高速巡行仕様にしたようなもの。そんな自分にとってカーボン×エアロ×電動変速は魔法だった。いったい高級ロードバイクは普通のロードバイクとどこが違うのだろう。

 

今回期待していたポイントとしては①カーボンフレームとエアロ構造 ②アルテグラと電動変速Di2 ③DT Swissのホイールの主に三点。

〇Canyon エアロードCF SLX 8 (新型アルテグラ Di2)

①カーボンフレームとエアロ構造

驚いたのはその重量。7.69kgと持ち上げて振り回せるくらいには軽かった。普段11kgオーバーのクロモリロードバイクに乗っている自分からすれば革新的軽さ。そしてハンドルバーをはじめとしたエアロ構造。試乗は主に川沿いを走行したが、強い向かい風の中でも楽に進むことができた。

車体の軽さは何に影響するのか。それはスピードの乗せやすさだろう。漕ぎだしからトップスピードに到達するまでにかかる時間が普段より短い。走行中よりもこの瞬間に軽さの恩恵は感じた。(当然走行中も影響するのだろうが)

 

アルテグラと電動変速Di2

これが本当にすごかった。試乗の序盤ギアを上げる_「カチッ」_「?」_クリック音の後、ギアチェンジをしたことに気がつかないほどの滑らかな変速。次にフロントの変速をいじってみた_「カチッ」_「ウィーン」_これまた滑らかな変速。Di2は電気制御で確実な変速を行ってくれるから安心できる。

 

新型のデザインかっこいい。

 

正直コンポーネントによる違いに気づけるほど自転車の舌は肥えていないが、いいコンポーネントの自転車ほど動作が全体的に滑らかだと思う。ライド中のストレスが軽減されることはいいことだし、何よりワンタッチで変速できるDi2はハンドルを握る手に余計な力を加える必要がなく省エネだと感じた。

 

③DT Swissのホイール

真っ先に抱いた感想。ラチェット音がとんでもなく大きい。しばらく漕いでホイールを転がしていると「ギィーーーーーーーーーーー」という爆音が鳴り響いた。普段はCampagnoloのZondaに乗っていてこれほど大きなラチェット音を体感したことはなかったため衝撃だった。

 

フレームやコンポーネントによる変化が大きいためホイールそのものの感想を書くのは難しいが、カーボンディープリムホイールがスピードの向上に貢献していたことは間違いないだろう。

 

総合的に見て

どの部分が影響したのかは定かではないが、全体を通しての感じていたこととしては「乗り心地の柔らかさ」だった。カーボンフレームのおかげかコンポの剛性によるものかは分からないが、スピードに乗せていく過程でしなるような柔らかさを感じた。これは普段自分が乗っているバイクと共通する部分で、扱いやすさに直結する部分だと思う。別のロードバイクに跨ったこともあるがそのバイクは乗り心地が硬く疲れてしまうと感じた。ゆえに今回エアロードに試乗して感じたこのバイクのメリットは

「乗り心地の柔らかさと軽い力での変速・加速がもたらす省エネルギー

余計な体力を使わずに巡行できた方がより速く遠くに行けるはずである。高いバイクはここが違うんだなあ。あー63万あったらなー。

 

東京オリンピックで見たデザインのバイクも展示されていた。